平井洋の音楽現場通信

クラシック系音楽の現場から。大きく動いているその視聴メディアの話題も。スマホ、SIMカード、ハイレゾ、カーオーディオ・・・・・・

平井洋の音楽現場通信 イメージ画像

2019年02月

一昨日、松平敬著「シュトックハウゼンのすべて」(アルテスパブリッシング刊)を入手しました。多少の伝記的記述はあるにせよ、基本的には全作品解説のような設えで、「今後仕事上、事典のように使うのにとても便利だろうなー」というような印象を持っていました。ですが、
『松平敬著「シュトックハウゼンのすべて」(アルテスパブリッシング刊)』の画像

本日からは東京文化会館での二期会黛敏郎「金閣寺」です。昨日GPを拝見しました。この作品は何度も観ていますが、全く別物のよう。指揮のマキシム・パスカルの作り出す音楽が雄弁で、これまで私には聞こえてこなかった音楽が溢れてきました。黛敏郎はこんな音楽を書いていた
『本日から東京文化会館で二期会黛敏郎「金閣寺」マキシム・パスカル指揮』の画像

新国立劇場の「紫苑物語」新作初演がいよいよ幕があきます。大野和士監督渾身の陣頭指揮でしたから「ついにようやく」とも思えますし、「あっという間に」という感じもいたします。ゲネプロを拝見しましたが、ともかく込められたエネルギーの総量には圧倒されました。ソロも
『新国立劇場「紫苑物語」開演』の画像

いよいよテオドール・クルレンティスの日本公演が始まりますね。東京の3公演のチケットはとうに売り切れで「別格」という字が飛び込んでくる大阪公演のチラシを都内でも見かけたことがあります。ヨーロッパのメジャーオケのトップ奏者たちが彼の実演を見て「あまりにあざとい
『テオドール・クルレンティスの日本公演』の画像

新国「紫苑物語」、二期会「金閣寺」が特別イベントの趣があるのに対して、こんにゃく座は淡々とマイペースでオペラ上演を続けている。今回は新作で「遠野物語」。日本文学の金字塔を原作にしているものが見事に揃った。石川淳vs三島由紀夫vs柳田国男。前2者の総座席数7000づ
『「紫苑物語」「金閣寺」に対して、こんにゃく座は「遠野物語」』の画像

↑このページのトップヘ