しばらく前までは海外で現地のSIMカードを使うなどは、考えもしませんでした。ホテルのWifiがつながれば、そこで仕事をこなし、ホテルから出てまでネットにつながる必要など感じませんでした。これが言ってみればPC時代の実感です。

その後スマホ時代になると、外で待ち時間とかにこそ、メールやSNSのチェックなどなどスマホを使いたくなります。 長時間かかる仕事はホテルでノートPCでするとして、スキマ時間をうめるのにスマホでゲットできる情報はちょうどいいのですね。国内と同じです。

更にグーグル・マップの性能が上がり、こちらも使うことに慣れると、知らないホールとかに行くのに、こんなに便利なものもありません。タクシーなど使わずに公共交通機関でも、歩きのルートでも教えてもらえます。特にトラムやバスの小さな停留所名は地下鉄と違ってよくわからないので、グーグル・マップでフォローできると、ぐっと使い勝手が良くなります。 タクシーはお金の問題以外にも、意外にホール名が通じなかったりすると、話がややこしくなってきます。渋滞にハマると時間の問題も出てきますし。というわけで、大都市ではグーグルマップ併用の公共交通機関のほうがタクシーより楽かもしれません。

そうなるとホテルの外でインターネットをつなげるには、何らかの手段が必要です。レンタルのモバイルルータを成田空港なりで借りてくるか、現地のSIMカード入手か。はたまた多少の出費には目をつむり普段使っている携帯キャリアの海外パケ放題に頼るか。 その「多少」がいくらまでなら、という判断基準は様々でしょうが、やはり携帯キャリアパケ放題方式はトータルで万単位になってしまいますから、普通の感覚でいけばちょっと高いですよね。

レンタルルータはそれよりは安いですが、例えばヨーロッパ2都市で10日間ですと、やはり万単位には届きそうです。 かといって現地SIMカード方式はシムフリースマホを準備して行っても、現地の携帯ショップなりでSIMカードを買って入れてもらうのは、ある程度のハードルになるのが普通でしょう。SIMカードだけなら現地空港で安価に手に入ったりしても、設定にはかなりの知識が必要で、そうなれば現地ショップでやってもらうのが一番、となってしまいます。

そこで私が実際に使っているのはヴォーダフォン・アイルランドの欧米汎用SIMカードで1日3ユーロくらいで済ます方式と2600円で200MBはいけるMightySIMというものです。
wifiset

単なる観光ならともかく、多少とも仕事がらみで現地でも約束とかを伴うと、安全のためには2方式くらい併用したほうが無難なので、今のところはこの両方式の併用型になっています。このあたりの詳しいことはまた追々と。