今週と来週の当番組「プロデューサーの部屋」のゲストは、東京フィル事務局の村尾真希子さん。チョン・ミョンフン、ダン・エッティンガー、バッティストーニといった大物たち相手に日夜奮戦中です。

その語学力はもちろん、ご留学で培われたものですが、その留学先がニューオリンズ。クラシック業界広しといえども、ニューオリンズにご留学された方はそうはいらっしゃらないでしょう。学校はノースウェスタン大学。

しかも希望してそこにいらしたのではなく、「日本語を教えながら学ぶプログラム」に応募して先方からの配属でそこになったとか。しかもシカゴの有名なノースウェスタンでなく、同名のニューオリンズ郊外のノースウェスタン州立大学というところも、なんとなくおかしい。

当然ジャズで高名なアメリカ南部のニューオリンズですが、実は多様な文化の交流地点みたいな面もあって、結果的には大いに正解だったようです。ウィントン・マルサリスのお父上にジャズを教わったり、とか。

やはり大成する人は、どこかこういうところがありますね。目標に向かって一直線の成功ではなく、選んでもいないところに留学して大きな出会いがあったとか。才能とか努力以外の要素がどうしてもあるのかもしれません。

そしてご帰国後は神原音楽事務所から東京フィルときて、今や「東京フィル事業部シニア・コーディネータ/インターナショナル・リレーションズ。海外アーティストやマネジャとの渉外の他に、公演企画にも携わる。」という重鎮です。
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そんな村尾さんですから選曲ももちろん多彩。東京フィルのお仲間荒井英治さんたちのプログレアルバムなども当然のように出てきます。ジェイムズ・ブッカーの珍しいアルバムも素晴らしいです。

こういうルートでこんな選曲、それにまつわるお話の今回は、まさに当番組の趣旨の一つの「今後、クラシック業界で働きたい若い方」への典型的プログラムとなりました。

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東京FM コミュニケーションズグループ  音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2015年3月21日(土) 18:00 
プロデューサーの部屋  第190回
<オーケストラを支える力(前篇)> 出演:平井洋、村尾真希子(東京フィルハーモニー交響楽団公演事業部)

18:17
・プロコフィエフ/ピーターと狼 Op67(28'37")小澤征爾(Na、指揮) ボストン交響楽団92年録音FunHouse/FHCB-2001

18:53
【原子心母の危機】
・キング・クリムゾン/レッド
・ピンク・フロイド/原子心母
・キング・クリムゾン/平和~堕落天使
・ジェネシス/ザ・シネマ・ショウ~アイル・オブ・プレンティ
・エマーソン・レイク&パーマー/トリロジー
・イエス/危機
・キース・エマーソン/ザ・ランドオブ・ライジング・サン
(68'55")モルゴーア・カルテット13年録音DENON/COCQ-85066

20:07
・ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op100ピンカス・ズーカーマン(Vn) ダニエル・バレンボイム(P)74年録音DG/F35G-50376

20:34
【Junco Partner】より
・Black Minute Waltz
・Good Night Irene
・Pixie
・ON the Sunny Side of the Street
・I'll Be Seeing You
(18'05")ジェイムズ・ブッカー

21:01
・ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op73「皇帝」(41'20")アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン交響楽団79年録音DG/POCG-1303

21:52
・マーラー/交響曲第2番ハ短調「復活」第1楽章よりチョン・ミョンフン指揮ソウル・フィルハーモニー管弦楽団10年ライヴ録音DG
UCCG-1569~70