佐渡裕&トーンキュンストラー管弦楽団のムジークフェライン2日目は日曜の昼公演で15:30開演でした。

このホールでのウィーン・フィルの定期公演は日曜の午前11時ですね。

いずれにしても昼公演ですと、外光が入るここでは窓が明るく、私は気持ちが良くて好きです。バルセロナのカタルニア音楽堂はもっと徹底していますが、自然光はやはりいいですから。
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2日目で変わったのは辻井さんのプロコフィエフの後のアンコール曲。前夜はラフマニノフのパガニーニラプソディーの18番変奏のソロバージョンで、2日目はラ・カンパネラでした。まあ2日ともいらっしゃるお客様も結構いるでしょうから、もちろん皆様大歓迎でしょう。第一カンパネラはどこに行っても人気曲ですし前夜より2度ほど多いカーテンコールが行われました。
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その前の1曲めのドビュッシー「牧神の午後」が終わった後のピアノの設置が大変です。ただでさえステージが狭い上に、最新ホールのようなエレベーターがあるはずもありません。狭いということは、普通の状態でゴロゴロ持ってくることはできないとなればどうするか。

アパートの階段を上げるように足をとって縦にして、エイヤと人力で運んでくるのですね。そうしてから足やらペダルやらを取り付ける。そういう力技を目前で見ることができるのもここならではの光景です。

この日ももちろんステージ上の上手下手の後方も臨時席が置かれこんな感じ。
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ベートーヴェン7番の後の拍手は、この日ももちろん熱狂的。
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三日目の本日は郊外のザンクト・ペルテンですから、夏の音楽祭が行われるグラフェネックを見学させていただきつつザンクト・ペルテンに向かいます。

グラフェネックは野外ホールと屋内ホールが並んでいて、野外で始めて雨が降りだすと屋内に移動だとか。それも便利なようですが、実際は大変でしょうね。しかも芝生席の方は中へは入れないそうで、それも大変そう。