Apple Musicがいよいよ始まりましたね。

CDの売上が激減し、CDショップが次々と閉まる世界で、日本のクラシック界に限っては、CDの売上は順調に減っていても、では、ダウンロードか、ナクソスのようなストリーミングか、と言われれば、なかなか難しいところがあり、基本的にはまだCDがメインの聴取方法のように思えます。

ですが、世界中の他ジャンルで、もうCDがメインでないということは、早晩次の時代は来るわけです。

私自身もいわゆるオーディオコンポーネントは処分してしまったのですが、要するに聴き比べたりするときにいちいちCDを掛け替えるのはいかにも面倒、というのが大きかったです。それからPCからダイレクトでDAC付きのアンプそしてスピーカーにつなぎ、それなりの再生ソフトを使えば数十万レベルのオーディーコンポーネント以上の音は出るようになってきますから。

そんななかで、「AWA」「LINE MUSIC」「Apple Music」という3つのストリーミングサービスが日本でも始まりました。ストリーミングというのはダウンロードすらせずにクラウド上にある膨大なライブラリーにアクセスして、そこに在庫があるものはいつでも聴けるサービスです。月に千円前後で最初しばらく無料サービス。

この3つの中ではクラシックにはAppleMusicが良さそうに思えます。例えば五嶋龍さんのクロイツェル&フランクとか最新のベストセラーがもう聞けますし。

そのAppleMusicは7月1日に始まり3ヶ月間無料ですが、ほっておくと自動更新で有料状態になってしまいます。最初に有料の手続きをしないと始めることができずに、その手続をすれば3ヶ月間は課金されない、という構造です。

まずは無料で様子を見ようと思いましたが、いつの間にか課金されたらたまらない、と思ってネットを探したら、最初から自動更新をOFFにするやり方はあるようで詳しい方法が書かれた記事もたくさんありました。それでまずそれをやり、安心して試聴開始。

3日間ほど使ってみましたが、勝負ありです。素晴らしい。手間ひまかけてで自動更新OFFにしたのを、「せっかく作ったプレイリストがいつの間にか消えたりしたらたまらない。早く課金でもなんでもしてくれ」と言う気になって、あわてて自動更新ONにしたくらいです。

ナクソス・ミュージック・ライブラリーをお使いになっていた方は、基本的にあれと同じで、扱っているメジャーレーベルの幅が広くなったイメージ、と思っていただければいいでしょう。

ただ、やはりiTunesでつちかった、ちょっとしたデザインとかタッチとか使い勝手がやはり違います。

我々は特に何種類もとっかえひっかえ聴き比べたりがしょっちゅうですから、それがクリックひとつでできると戻れません。

なんやかやと言っても、生以外ではメインであったCDを聞くという行為がついにメインでなくなるのが実感されました。経済性だけとっても、いくら聞いても千円というのには抗しきれないでしょう。それ以外の利便性は大きな差で、使いこなせばそれが更に広がります。

数日でそういう気分になったのですから、個人的には歴史が切り替わった瞬間に立ち会ったような気さえしています。
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