橋本京子さんは世界を股にかけて日夜、演奏や教育やで活動を続けている現役バリバリのピアニストです。

共演している人のリストを一部取り出してみても、R.リッチ(Vl)、S.ヴェーグ(Vl)、M.マイスキー(Vc)、T.ツェートマイヤー(VL)、J-J.カントロフ(Vl)、A.ローザンド(Vl)、A. メネセス(Vc)、S.イッサーリス(Vc)、A.アドリアン(Fl)、P.ガロワ(Fl)、M.ブルグ(Ob)・・・となるのですから、そのレベルが分かるでしょう。

ヴァイオリンでは結構名前を見かけますが、世界のピアノ界で実際の仕事レベルで生き残っている日本人は実に稀で、橋本さんは正にその一人。

今回もコルトーやラフマニノフはさすがに世代が違いますが、他は実際に共演して友人関係にある方ばかり。その音楽的特徴も通常ジャーナリズムで言われていることとはだいぶ違うようです。

現場からの証言は常に貴重です。特にヴェーグやシフのファンの方。どうぞお聴き逃しなく。

澄ました、飾った、差し障りの無い話では全くありません。この写真で特に見ていただきたいのは目の前に拡がっている紙。簡単な進行台本の紙がここまでクシャクシャになっているのは初めて拝見しました。
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ともかく普通では生き残れない、という一つの証拠といいますか。ま、迫力が違います。

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東京FM コミュニケーションズグループ  音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2015年8月8日(土) 18:00 
プロデューサーの部屋  第210回

<異端の国際派ピアニスト Vol.1> 出演:平井洋、ゲスト:橋本京子(ピアニスト) 
18:12
【4大B+ブルーメンフェルトによる舞曲集】
・バッハ/パルティータ第2番ハ短調 BWV826
・ベートーヴェン/ウラニツキーのバレエ「森の娘」からロシア舞曲による12の変奏曲 WoO71
・ブラームス/16のワルツ Op39
・ブルーメンフェルト/3つのマズルカ Op35
・バルトーク/舞踏組曲 Sz77
(79'10") 橋本京子(P) 13年録音ライヴノーツ/WWCC-7747

19:41
・ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 Op43
(22'00") セルゲイ・ラフマニノフ(P) 1934年モノーラル録音NAXOS/8.110602

20:07
・ショパン/24の前奏曲 Op28
(34'55") アルフレッド・コルトー(P) 1942年モノーラル録音EMI/CZS7 67359 2

20:50
・ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第5番ヘ長調 Op24「春」
(24'25") シャーンドル・ヴェーグ(Vn) アンドラーシュ・シフ(P) 83年録音LONDON/F00L-20067/70

21:17
・ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op18-3
(22'10") ヴェーグ四重奏団 52年録音EMI/TGR-1010・11

21:50
・リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調 より ジェルジ・シェベック(P) 57、60年録音ERATO/4509-98476-2