深作健太さんゲストの後半は、もちろんシュトラウス「ダナエの愛」全曲を聞きながら。クレメンス・クラウス指揮のライブ盤。
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「ダナエの愛」二期会の本番に向けての稽古は、指揮者準メルクルも来日して佳境に入っています。

出身が音楽畑ではなく、オペラの初演出。相手の指揮者はベテランの大家。となればそれだけでビビるのが普通でしょう。「勉強させていただきます」といった感じで。

それなのに深作健太さんは真っ向から渡り合っているように見えます。
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この2週間のアルバムの選択を見ても、このドイツ・オペラの爛熟期のあたりは深作さんは本当にお好きなんでしょう。デビューとしては随分な作品に思えますが、起用した方もそのあたり計算済みということでしょうか。

オペラ界に若い客層を呼び込みたいなら、新鮮な若手演出家の起用は王道で、きちんとそれに沿った選択がなされたようです。

他の三文オペラやクレーメルピアソラは、これまでのゲストでもよく選ばれていました。名盤だからといってしまえばそれまでですが、深作さん音楽的センスが本格的なのもうかがわれます。

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東京FM コミュニケーションズグループ  音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2015年9月26日(土) 18:00 
プロデューサーの部屋  第217回

<オペラ界へ新風(後篇)>
出演:平井洋、ゲスト:深作健太(映画監督・演出家) 
18:16
・R・シュトラウス/歌劇「ダナエの愛」
(164'55") アンネリース・クッパー(S) モーリーン・シュプリンガー(S) ヨーゼフ・トラクセル(T) ラースロ・セメレ(T) ヨーゼフ・ゴスティック(T) パウル・シェフラー(Br) クレメンス・クラウス指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団&ウィーン国立歌劇場合唱団 52年ライヴ/モノラル録音ORFEO/C292 923D

21:10
・クルト・ヴァイル/「三文オペラ」第1幕
(27'48") ルネ・コロ、マリオ・アドルフ、ヘルガ・デルネシュ、ウテ・レンパー、ミルバ、ヴォルフガング・ライマン、ジョン・モーセリ指揮RIASベルリン・シンフォニエッタ&RIAS放送合唱団 88年録音LONDON/POCL-1020

21:44
・ピアソラ/「ブエノスアイレスのマリア」より ギドン・クレーメル(Vn) クレメラータ・バルティカ 97、98年録音TELDEC/WPCS-6380/1