ロゴバでの平河町ミュージックスの、音楽以外でのシリーズとしてのウリは何と言っても会場の椅子です。確かに北欧家具のショールーム・ショップでやっているのですから、上等な椅子はあるに決まっていますが、当初はそんな売り物を使えるとは考えにくく、レンタルのパイプ椅子か何かでやるのだろうと思っていました。

ところが太っ腹にもロゴバ西川社長が、「どうぞ商品にお座りください」ということで、聴衆はそれに座ってコンサートを聴けるのです。

椅子がいいかどうかは、音の聴こえ方にも絶対に影響がありますね。お尻や腰が痛くなってしまったら音楽どころでは無いわけですから、逆の方もあるでしょう。つまり、椅子が極めてよくて体に良ければ全身の血行もいいでしょうし。

事実北欧のオペラハウスは平均して椅子が良くて、嫌な思いをしたことがありません。車のサーブやボルボもシートの良さは定評があるところです。

それから今回の女声合唱団アリュールでいいますと衣装がコシノジュンコさんだそうです。「専門は器楽で歌はアマチュアのようなもの」とおっしゃるわりには随分贅沢ですね。

いい椅子に座ってコシノジュンコさんのコスチュームに包まれたお美しい方々でウイリアム・バードだのジョスカン・デ・プレだの聞いていれば、それは気分も良くなるでしょう。
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事後は、コンサートとテーマ性においても無関係では無いというサントリー様のワインまで飲めますから、それで¥2500ならどうだ、ということになるわけです。

選曲も良かったですが、簡にして要を得たプログラム解説などもさすがプロの音楽家集団でした。