昨日はさいたま市のプラザノースホールでのアンナ・ヴィニツカヤ ピアノリサイタルに行ってきました。

アンナ・ヴィニツカヤ といえば、このCDは好きで何度か聞いています。特にグバイドゥーリナは印象的で、作曲者にきいたら、この演奏のことはやはり絶賛でした。
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だいたいCDの曲目を見ただけでテクニックの見当はつきますね。よほど自信があるのでしょう。

・ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番Op.36
・グバイドゥーリナ:シャコンヌ
・メトネル:ソナタ「回想」Op.38-1
・プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番Op.83

で、そういう方は、郊外の休日マチネーの会館自主事業でどういうプログラムを選んだか。

前半がオールブラームスで、バッハシャコンヌの左手版と作品76の「8つの小品」。後半はショスタコーヴィッチ「人形の踊り~7つの小品」とプロコフィエフの6番のソナタです。
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ロシア出身で現在はハンブルクにいるのですから、正にその通りですが、実に意図明確なかっちりとしたプログラムですね。主催者も招聘元も余計な口を挟んで、妙なポピュラー曲が出てくることもなく、曲の素晴らしさや彼女の良さが存分に味わえる会となっていました。

こういうプロコフィエフの戦争ソナタをいとも簡単に弾いてしまうテクニシャンが弾くブラームスはいいです。ブラームスは自身が名ピアニストだけあってゆっくりした小品でもかなりのヴィルトーゾで無いと、どこか不安なところがあったりしますから。

そういえば今回は作曲家3人共名ピアニスト。ショスタコも可愛らしい子供の発表会に出てきそうな曲のようで、こういう風にやられれば実にちゃんとはまります。

終演後はやはり日本独特の「CDお買い上げの方へのサイン会」。世界的にCDの売上が激減どころではなくなっている中で、日本はこれである程度保ってきましたが、アップル、グーグルに続いてアマゾンまで聴き放題に参加してきて、この風習もどこまで続くのでしょうか。
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