今週から3回の「プロデューサーの部屋」はオペラ演出家菅尾友(すがお・とも)さんがゲストです。
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この収録はとても楽しみでした。1979年生まれで世界のあちこちで実際のオペラ演出をしているのですから、それだけでも明るい話ですね。

オペラマニアの方はご存知の、世界中のオペラハウスのスケジュールが出ているoperabaseというサイトがあります。そこは国別、劇場別、シーズン別に上演演目やらキャスト、期間などが一覧できて、その項目の一つに演出家別の一覧もあります。コンヴィチュニーとかクシェイとか著名演出家がそれに入っているのですが、Tomo Sugaoもそれに出てきます。今シーズンはプラハ、チューリッヒ、ケルン、ベルリンで4演目。

なんだって国際的に一流になるのは大変に決まっていますが、あえて言わせていただければ、オペラ演出は演奏とかより、もっと大変でしょう。言葉やら政治的駆け引きやら多面的なことに対応しなくてはいけませんから。

日本では今秋日生劇場でのドン・ジョヴァンニを演出なさっていました。そのゲネプロをご紹介した回は当ブログの中では、これまでの歴代一位のヒット数でした。
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こちらはミーハーファンになりきってあれこれ質問し、それに丁寧にお応えくださったのがこの3週間です。

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東京FM コミュニケーションズグループ  音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2015年12月12日(土) 18:00 
プロデューサーの部屋  第228回
<軽やかに世界を越えて Vol.1> 出演:平井洋、ゲスト:菅尾友(オペラ演出家) 

18:13
・メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op64
(28'55") イツァーク・パールマン(Vn) アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団 72年録音EMI/TOCE-3016

18:47
・ラヴェル/歌劇「子供と魔法」
(43'25") シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団&合唱団 コレット・アリオット・ルガズ(S) カトリーヌ・デュボス(S) マリ・フランソワ・レフォール(S) オデット・ボープレ(Ms) ジョルジュ・ゴーティエ(T) ディディエ・アンリ(Bs) 92年録音LONDON/POCL-1537

19:46
・ヤナーチェク/歌劇「利口な女狐の物語」
(89'30") チャールズ・マッケラス指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団&ウィーン国立歌劇場合唱団 ルチア・ポップ(S) ダリボル・イェドリチカ(Br) エヴァ・ランドヴァー(Ms) リハルト・ノヴァーク(Bs) LONDON/POCL-2456/7
・ヤナーチェク(ターリッヒ編)/「利口な女狐の物語」管弦楽組曲
(19'10") チャールズ・マッケラス指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 81年録音LONDON/POCL-2456/7

21:53
・ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」(1913年版)より フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクル 13年録音ACTES SUD/KKC-5401