昨日はサントリーサマーでマグヌス・リンドベルイのピアノ協奏曲第2番を小菅優さんのソロで。

普通のレパートリーだけでも十分スケジュールがうまるであろう小菅さんですが、現代ものにも意欲的でよくお名前を拝見します。坂本龍一さんとの即興演奏などというのにもうかがったことがあります。

ですから昨晩の登場も意外ではありませんでしたが。

曲が生半可ではありません。ラヴェルの左手の協奏曲に・・・・とかの作曲者のノートがありましたが、音符量だけでもその10倍はありそうです。

ステージにはピアノの上にオルガンのような横長の譜面がおかれ、譜めくり用の椅子はありません。

昔、藤井一興さんが四分音符=200くらいの曲をやったことがあり「このくらいになると、もう譜めくりなんか頼ってられないのよ」と鬼の形相で御本人がめくりながら弾いておられましたが、ひょっとして・・・という予感がしました。

四分音符=200 ということは無さそうでしたが、確かにこれも譜めくりなんぞに頼っていられないでしょう。

その質量ともに猛烈なピアノパートを小菅さんが熱演していきます。といいますか入魂ですね。ど難しいのに作曲家からのメッセージはちゃんと聞こえてくるような。

入魂、入神の演奏で、ここまでやってもらえばリンドベルイも文句は無いと思いますが。

小菅さんといえば、いま出ているベートーヴェンのソナタ全集も素晴らしいです。「極限」なぞとニックネームが付けられている巻もありました。
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あっちもこっちも極限でお疲れ様でございます。