明日は三軒茶屋のサロンテッセラでのソプラノ工藤あかねさんのタマユラ第3回公演「ハラウィ」に行きます。メシアンの、あのド難しくてド長い歌曲の「ハラウィ」ですね。

まあ、工藤あかねさんのやることですから、普通のはずもなく、何も知らずに出かけても、大体はとんでもないものに出会えますが、今回もやはりそうです。
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(前回コンサート時の一柳作品を歌う工藤あかね)

あかねさんのFBに引用されているメシアンのお言葉

「題名の《ハラウィ》という言葉はペルー民謡の中に頻出する”愛と死の歌”を意味する。成就しない、抵抗し難い愛を指すもので、恋人たちは死に至る。この作品における”イゾルデ”は”ピルーチャ”という名である。(中略)この作品において私は低音から高音まで幅広い声の可能性をもつドラマティック・ソプラノを想定した。ピアノのパートもきわめて難しく、オーケストラ以上に多様な色彩を持っている」 

本欄も含めて、関係者内では二期会の「トリスタンとイゾルデ」が 結構話題になっているつもりですが、実際の客席は空席が目立ちました。ワーグナーで国際レベルの上演でもそうなのですから、メシアンのこれを主催する大変さはわかりますね。

で、会場は100席未満のテッセラ。そのかわり、客席からは歌手もピアニストも目の前で一体感を持って見られます。確かにあのピアノパートを見せられたらしびれるでしょう。今回のピアニストは藤田朗子さん。

予約¥3000で当日は¥3500。duo.tamayura@gmail.com

多才で松平あかねの名で評論活動もしているので、FBやツイッターでのお名前はAkane Matsudairaのようです。それをご覧いただければ、色々とお勉強になる情報も出ています。

(レポートはnoteに書きました。)