日生劇場で「後宮からの逃走」に続いて、「ナクソス島のアリアドネ」が始まりました。東京二期会の主催、シモーネ・ヤングの指揮、カロリーネ・グルーバーの演出でライプチッヒ歌劇場との共同制作です。

こんな言い方も、もうまったく普通になりましたね。ヤングとグルーバーのコンビで言えば、ウィーンだのハンブルグだのの歌劇場で見るようなコンビですし、ゲヴァントハウスの隣のライプチッヒの歌劇場もコンヴィチュニーが本拠地にしていたり、名門です。

そういうところでやっていたものを、ありがたく持ってくるのだはなく、対等に一緒に作って経費も分け合うわけです。

指揮のヤングはもちろんカロリーネ・グルーバーもずっと滞日して、バージョンアップを図っています。
DSCF8249
ライプチッヒの歌劇場は、ハードとしても私は大好きですが、一般的に言えばかなり古い建物。日生劇場のほうが、かなりキレイでオペラハウスらしい雰囲気もあります。意外に彼女らは、こっちを本番に思っているかもしれません。

ブーレーズもアバドもそうでしたが、大家が功成り名遂げると、名門でベテランとやるより、若い人と自由に思い切ってやるのをかえって好んだりしますし、実際にすごく生き生きした演奏になったりしています。

シモーネ・ヤング もハンブルグで長いこと音楽監督どころか経済責任を持つ支配人までやっていたので、それらの役目を終えて、日本の若い歌手とやリ直すのは多分楽しい、前向きな経験でしょう。

GPを拝見しましたが、事実ピットの30~40人の小さなオーケストラから驚くほど多彩な音楽を引き出していました。
 DSCF8400