現代音楽のメッカになってきた感のある杉並公会堂小ホールの12月12日は「志田笙子作品展・ケルン⇔東京」でした。
ソプラノの太田真紀さんとギターの山田岳さんが企画主催して、補助金もとって、やってくれたもので、志田さんもよかったですね。
こういう内容です。
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志田笙子
《綾》(2016・改訂初演)バリトン、ギター2台
《激・寂・謡》(2016) ソプラノ、エレクトロニクス
《POEM》 (2016 委嘱初演)ソプラノ、バリトン、打楽器、ギター2台、キーボード、エレクトロニクス
ジャチント・シェルシ
《Hô》(1960) ソプラノソロ
《作曲家が平山美智子氏へ捧げた声のための作品》(作曲年代不詳)
カールハインツ・シュトックハウゼン
《シュピラール》(1968) 短波ラジオを伴う独奏者のための
ヴィンコ・グロボカール
《水についての対話》(1994) エレクトリックとアコースティックギターのための公演ホームページ
出演:太田真紀(ソプラノ) / 松平敬(バリトン) / 土橋庸人(ギター) / 山田岳(ギター) / 神田佳子(打楽器) / 有馬純寿(エレクトロニクス)
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志田作品はいずれもエレクトロニクスが多用されるということで、やはり有馬純寿さんのご登場。
シュトックハウゼンは短波ラジオを実際のコンサートで使うのは、あまりに困難なので、なるべく趣旨を活かした形でマックで。となれば、やはり松平敬さん。
グロボカール作品は、ヴィンコらしく土橋庸人さんと 山田岳さんによる演劇的要素もともなった身体表現で。
と、日本を代表する精鋭たちのパフォーマンスで、貴重な志田さんの仕事の紹介という以上の会となっていました。
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