昨日と本日、ウィーンのコンツェルトハウスでのウィーン交響楽団定期演奏会を指揮する予定だったミッコ・フランクが調子が悪くなってキャンセル(ゲネプロの後に)。かわりの指揮が佐渡裕さんになりました。
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曲目はアリス=紗良・オットをソロとするグリーグピアノ協奏曲とシェエラザードです。
キャンセルで出演者が代わることはままありますが、今回は本当の本番直前。トーンキュンストラーのイギリスツアーの練習のために佐渡さんがウィーンにいるということで際どく成立したとか。実質30分位の音出しチェックだけだったようです。

同じ街の他のオケのシェフというのは、いわば商売敵ですから、あまり頼まないほうが多いでしょう。

佐渡裕はどういうわけか、パリでもラムルーのシェフ時代でも他のパリのオケからよく頼まれていました。

シェフではありませんが、ベルリンでもミュンヘンでもあちこち振っています。

ピンチヒッターということでは、しばらく前にはロンドン交響楽団でコリン・デーヴィスの代わりにモーツアルトのレクイエム、PMFではマゼールの代わりをやっていました。短時間で仕上げる信用もあるんでしょうね。

それにしてもアリス=紗良・オットの名をよく見ること。今一番売れているのではないでしょうか。