ジュネーブに来ています。

ジュネーブは国際空港から都心が最も近い街の一つ。空港では都心までタダで列車に乗ることのできるチケットがボタン一つで入手できて、それでスイスの国鉄に乗れば7分でもう中央駅です。

物価は高い街ですが、観光都市だけあって、ホテルでは市内交通の無料パスなどをくれるところが多いようです。

空港には大型スーパーのMIGROSが国鉄駅の真ん前にありますから、自炊派はもちろんのこと、到着直後に食べに行くのも億劫という方に便利でしょう。

我々の仕事場は、大歌劇場とビクトリアホールが両方共トラムのTheater駅の隣にあり、それでなんでも済んだのですが、今は歌劇場のほうが建替え中で、そちらに行くなら離れた仮設劇場の方へ。

これがまたケルンと同じで、ベニヤ板むき出しの圧倒的な仮設。工事現場のプレハブのような感じさえしますが、そのピットに入っているのはスイスロマンド管で、結構いい音を出していたりするのがおかしいです。ここもまた、ベルリンやケルンと同じでずるずると計画が遅れてずっとやるのでしょうか。

これが当たり前と思っている、こちらの楽壇関係者が来日したときに「今はサントリーホールが改修中だから、このオケの定期は仮の会場で」と池袋芸術劇場やオペラシティに連れて行くと、例外なくタマゲて「これが仮の会場?」となるわけです。

ともかくジュネーブは中心部は小さく、空港も含めてバストラム程度でなんでも済んでしまいます。
ジュネーブ
今はイヴァン・フィッシャーやアンスネスも来ているところのようなので、いくつかはご報告したいと思っています。