2017年4月9日新国立劇場のヴェルディ「オテロ」の初日に行ってまいりました。
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例の50トンの水を使ってヴェネチアの雰囲気を出しているマルトーネ演出の3度めのおつとめです。

こういう水だの火だの大掛かりに使うやつは日本制作の良さが出ます。作り込みが緻密でリアルだし、いい意味での安心感もある。

今回のオテロ役のカルロ・ヴェントレのインタビューにこういう一節があります。新国立劇場の制作について「『明日のリハーサルは第3幕です』と言われたら本当に第3幕をやります。『今日はやっぱり第1幕になりました』ということは、不思議なことに日本では起こらないのです(笑)。」

さすがにトップ歌手の答え方は見事ですが、確かにこういうことの積み重ねで緻密な美しい舞台になるのでしょう。

指揮のカリニャーニは、今回が初登場。切れ味鋭くメリハリがはっきりしていて飽きさせません。

スキのない堅実な布陣でヴェルディの代表作らしい格調が醸し出されています。

4月22日(土)まで、あと4回あります。