さて、いよいよ明日から新国立劇場のジークフリートです。

6回公演で開演時間は14時か16時。ざっと6時間コースですから終演は20時か22時。ここまで来ると、マチネーかソワレかでもなく、どっちにしろ大して変わらない、といった感じですね。一般人の夕食時はいずれでも挟んでしまいますし。
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これに先立って、しばらく前に「『ジークフリート』ハイライトコンサート ― 邦人歌手による ―」というのがありました。指揮者と主要な役のカバー歌手8名、それにオーケストラ代わりのエレクトーン2台と打楽器2名。

これはとてもいい公演で、ご報告も書かせていただきましたけれど、この時の出演者で明日からの本公演にお出になるのは基本的には打楽器奏者お二方のみです。まあ歌手で不測の事態があった時は、カバー本業としてご出演になるわけですが、本来の方がご無事ならそれは無しですから。
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プロフェッショナルの音楽会の中でも水準以上の会だったもののほとんどの出演者が本番にはバックアップに回るのみ、というだけでも、いかに贅沢かわかりますね。ですが、この贅沢をちゃんとやっておかないことには、まともな本番にはならないという・・・・。

オペラというもの自体というのもそうですが、ワーグナーリングがいかに桁外れかも分かります。

ここまで浮世離れした不経済なものは、いずれ淘汰されるのか、それとも中途半端は消えて、このあたりだけが意外と息長いのか。そんな観念論もあれこれ言われながら、新演出やら新制作で20世紀では考えられなかったやり方もでてきていますし、まあなるようにしかならないとでもいいますか。

その徹底したのがエアコン無し、ホテル僅少、最寄り飛行場無しのバイロイトですが、そこまでいかなくても初台の6時間公演でもかなりの違った時間は味わえて、ユニークな経験になることは間違いありません。