本日から東京上野の東京文化会館で東京二期会によるワーグナー「ローエングリン」が始まります。

私は個人的にはローエングリンは最初は食わず嫌いで、何となく、きれいだけど長く漫然としているのだろう、と思っていました。トリスタンに最初からいかれていたのとはえらい違いです。

ところが実際全曲接したら意外にいいのですね。その後、嫌いになることもなく大好きな作品として続いています。ワーグナーでは、今でも若干苦手感が無くもないのはマイスタージンガー。まだ決定的な演出、演奏に出会っていないからかもしれません。

今回のローエングリンもGP拝見しましたが、いいです。

深作さんのケレン味のない愛に溢れたまっすぐな演出もそうですし、
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メルクルさんによる響きは、どこをとっても「本物」「ワーグナーらしい」と言いたくなるサウンドです。

トリスタンと違って合唱は主役のようにしょっちゅう歌っていますし、ブラスバンドの方は、コンクールでもよく演奏される「大聖堂へのエルザの行列」も出てきます。ブラス版はオーボエが主役ですが、オケだとそのメロディーが弦ででてくるところがゾクゾクします。
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と、オペラが嫌いな皆さんでもオーケストラ、合唱、吹奏楽ファンの方ならどこかどうか突破口があるでしょう。極端な話、ドラマから離れてオケだけ味わっていても持つかもしれません。

特にトランペットは主催者が経費的にがっくり来るくらいたくさんの奏者が出てきます。今回はステージ上にも出てきます。
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いつものように二期会は学生席が¥2000で完全に満席になるまで買えます。50枚だけとかそういうことがありません。これは本当に素晴らしい。学生の方、お嫌いでも興味がなくてもいいから、この値段なら浸っておいて損はありません。2度とこんな勉強の機会は巡ってこないのですから。