ウィーンの後はベルリンに回ってきました。いかにも、のパターンですが、ベルリンはいつになるかと思われたベルリン国立歌劇場改修がようやく出来上がり、ついでに敷地の隣に新室内楽ホールのピエール・ブーレーズ・ザールもできたので、それらの拝見を中心にお邪魔したわけです。

バレンボイムをシェフとするベルリン国立歌劇場は、日本のホールでもよくある半年間のメインテナンス改修ではなく、3年ほどと100億円以上かけての抜本的大改修のはず。それが遅れに遅れて、結果的には7年かけて500億円という、「新築でもここまでかからんだろう」というくらいの規模になりましたから、伝統的な外観だけは残しつつも、抜本的に変わったのだろう、と思って行きましたら、「どこが変わったの?」というくらい元のまま。もちろん床の絨毯とかは張り替えられていますが、これならサントリーホールの半年改修のほうがよほど変わった感じ、というくらい。
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もちろん、それは私程度の素人の目で、見る方が見れば驚くほど変わったのかも知れませんが、まあ内外2枚の写真を御覧いただいても、そんなに変わっていますか?
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それに対してピエール・ブーレーズ・ザールは単なる新ホールというよりも楕円形でどこが正面ということのない斬新な設計(フランク・ゲーリー)。カルテットは全員内向きでお客さんにはお尻を見せながら演奏とか、ピアノなどは前後半で向きを変えるとか、こちらはあり方自体が新しいです。
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と、いうことでどちらもやはり実際に行って見たかいはあった、と言いますか・・・。具体的には追々ご報告申し上げます。(ピエール・ブーレーズザールのレポートをnoteに書きました)