平日の昼公演も普通になってまいりましたし、プレス公開GPなども加えれば、一日二箇所やダブルというのは日常茶飯事です。

そのダブルが時間までかち合っていた場合は色々なやりかたはありますが、以前は「出席の返事はしたが、両方いかず」という荒業を使ったこともありました。それなりにエネルギーがあったのでしょう。今はとてもそんな勇気はないので、遅刻早退など組み合わせて何とかしています。

個人的にはこの週末はかなりです。以下実際に行くことになったものを、内容ご紹介も含めて列記します。

・佐渡裕&トーンキュンストラー管弦楽団
アファナシェフのブラームス2番が現代風でない濃厚味付け。オケまでその調子で強烈でした。(日)にもうひとつプロでショスタコ5など。最近録音されたこのコンビのCDがベルリン・フィルのとは全く違う仲間としての演奏で面白いです。

・東京二期会 鈴木秀美指揮ヘンデル「アルチーナ」
GPと本番2回づつで4回チャンスがあるので、油断していましたが、どれもベタで他とかち合っていて焦りました。辛くもまずはGP1回分の一部を拝見。目黒パーシモンは大きすぎるかと思いましたがいい感じ。前回同様若手のピリオド系奏者によるオーケストラがはつらつと弾いていて新鮮です。
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・廻由美子主催監督の第22回「新しい耳」音楽祭
サロン・テッセラのユニークな音楽祭も22回め。
梯剛之、廻由美子、寺嶋陸也とピアニストだけとっても一筋縄ではいかない人たちが、バッハ、ベートーヴェン、キャバレーソング、新ウィーン楽派と多彩に攻めている。

・日本フィル第700回定期ストラヴィンスキー「ペルセフォーヌ 」
正直、これだけ重なっていたら普通のオケの単なる定期なら「ちょいと失礼」の方です。ところが日フィルがストラヴィンスキー「ペルセフォーヌ」をラザレフ指揮というタマでしたので、2日公演の初日にもう行ってきました。コーラスも児童合唱も素晴らしく圧倒的。ですが、本日分は売り切れで当日売りも無いそうです。

中嶋香リサイタル ―ピアノと声による音楽空間を求めて
こういうヘビー級のなかで白寿ホールの地味な現代音楽の会のようだが、高橋悠治及び平川加恵の新作初演が「ピアノと声のための」というのだからピアニストが歌うのだろう。中嶋香は合唱伴奏でも歌っていたが、ソロでも歌うのが普通になってきたか。

以上、特に声楽系に興味のある方は同様にバッティングで悩んでおられるようです。

更に私はあきらめましたが、もっとマニアックなこんなものまであるのです。

・作曲家フランチェスカ・レロイの新しいプロジェクト:THE「鍵」KEY
オフィシャルサイトに行ってもよく分からないくらいで、なんといっても<<集合場所:仲町氷川神社 社務所、会場:仲町の家。「仲町の家」ではなく、「氷川神社 社務所」にご集合ください。開演時間に「仲町の家」に移動いたします。>>というのがすごい。その仲町の家では、同一会場ではなく各部屋で歌手が歌ったりして、移動しながら聴くらしい。

佐渡&アファナシェフはともかく、ストラヴィンスキー「ペルセフォーヌ」やらフランチェスカ・レロイ「鍵」が売り切れとは、さすが東京というしかありません。