7月23日は目白の東京カテドラル聖マリア大聖堂で、濱田芳通(はまだ・よしみち)指揮ラ・ヴォーチェ・オルフィカによる「ルネサンスの巨匠/ジョスカン・デ・プレ 『ミサ パンジェ・リングァ』」があります。

濱田芳通といえばアントネッロの主催公演がテーマ性もはっきりした柱となる活動でしょうが、長年指導しているアマチュアコーラスのラ・ヴォーチェ・オルフィカの会もまた聞き逃がせません。
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アマチュアとはいっても、このジャンルのコーラスはモンテヴェルディ合唱団もシェーンべルク合唱団もプロと言えばプロですがアマチュアと言ってもいい面もある。リヒター指揮のミュンヘンバッハ合唱団は完全なアマチュアでした。

濱田芳通指揮ラ・ヴォーチェ・オルフィカは近年NHK・BSで「モンセラートの朱い本」が何度も放送されています。私も飽きずに毎回見て毎回感銘を受けます。作曲者名もよくわからないこういうものが何でこんなにいいのでしょうかね。

その主人公とも言えるのがこのコーラス。ピュアというか健気というかで、だんだん「うまいのまずいの」と言う気も失せて、すっかり引き込まれます。

これまでのモンテヴェルディのヴェスプロなども良かった。

今回はジョスカン・デ・プレというのがまた楽しみ。クラシックファンの方なら名前ぐらいきいたことあるでしょうが、メロディーが歌えるほど有名ではない。それなのに皆が名を知っているというのは巨匠ということでしょう。桁外れの巨匠の中のひとりかもしれません。チラシの裏で勉強させていただいたら、ミケランジェロに喩えられるレベルとか。
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大体が目白のカテドラルでこの種のものを聞けば、よほどのへそ曲がりでない限り雰囲気的にいい気分になれます。
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そこで濱田芳通指揮でそんなえらい巨匠を聞けるなら少なくとももとは取れるでしょう。¥3000で聞くことのできる最高の会であることは保証できます