短編集のようでいて3つまとまれば重量級の二期会「三部作」、抜き出しとは言えマイスタージンガー、リングの「「わ」の会」と続いたので、今回のこんにゃく座は林光の軽やかな音楽で気分を変えて。

と、思ってでかけたら、これも3時間コースの重量級だった。

オペラ「イヌの仇討ち、あるいは吉良の決断井上ひさし原作、作曲・台本林光だから確かに大御所ヘビー級には決まっているが。

今回は上村聡史の新演出。さすがにヘビー級のせいか、ダブルキャスト。演奏もダブルキャストでこの日はピアノ(寺嶋陸也)とヴァイオリン(手島志保)。出演者は大石哲史他こういうご面々

9月14日初日の午後のゲネプロにうかがったのだが、いつものようにグランドサイズでも直前ゲネプロ、フルボイス。全く鍛え方が違うと言うか。その後シングルキャストで一日2公演も、ということもあるのだから、今回のようなダブルは、まだ楽な方に見えてくる。
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会場は吉祥寺シアターで、小ぶりで見やすく私は好き。すべてが目前だからお互いに気が抜けない。GP13時からだったが、昼食満腹で演者眼前でウツラウツラというのも何だし。

目前で見た寺嶋陸也のピアノがいつもながら素晴らしいが、この日はとりわけ林光が弾いているように見えてきた。音色がいつもより林光に近いように思えたから。
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林光は演奏も良かったからついそれを思い出したりして、長時間でも飽きているヒマはない。

ちゃんと真ん中に休憩もあり有難かったが、会場はなかなか強めの冷房だった。冷房が苦手な方はそのおつもりでどうぞ。9月23日まで。
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