オペラ演出家菅尾友(すがお・とも)の活躍が続いている。

なにを今更、ではあるが、マイヤべーヤーの「ユグノー教徒」がヴュルツブルク歌劇場で好評だったと思ったら、続いて今年はジョン・アダムス作曲の「中国のニクソン」でリピート。さらに来年はいよいよリングの「神々の黄昏」だとか。

リピートの仕事が来るというのは、何よりの評価の証だし、ヨーロッパで「ニーベルングの指輪」からの演出を日本人がやるのも凄いニュースだと思うが。

その間を縫って今年のザルツブルグでは「こどものための魔笛」もやっている。これなどぜひ日本でもそのままどこかでやっていただきたいものだ。

ザルツブルグ音楽祭本体もマルクス・ヒンターホイザー 芸術監督の2年目になって充実期。リート伴奏ピアニストのイメージだった ヒンターホイザー がこんなに大物だったとは。 

ヨーロッパまで行けない方には2018年11月10、11日と日生劇場コジ・ファン・トゥッテで菅尾の演出を見ることができる。
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同劇場で続けている広上淳一指揮とのコンビによるモーツァルト。これも計画されていたとは言え、実際シリーズが続いているというのは好評だからこそ、だろう。