新国立劇場のタンホイザーが始まりました。ハンス=ペーター・レーマン演出の3度目のお勤めです。レーマンは20年位ハノーヴァーのインテンダントをやっていたくらいで、表も裏も出演者も観客も知り尽くしたタイプのプロ。

ドレスデン版、パリ版、ウィーン版のなかで、マニアの方は「スッキリしたドレスデン版が本物」という方もいらっしゃいますが、大方は、豊穣でバレエもつくパリ版かウィーン版がお好みでしょう。レーマンはウィーン版を使っています。新国立劇場のバレエ団がもちろん大活躍です。

新国と言えば合唱団も定評がありますが、タンホイザーはまさにその聞き所満載。ステージに出てこなくて裏で歌っていても明晰さや音色が保たれていて、そのままステージにあらわれても違和感なくつながります。うまい上にノウハウの蓄積も大きいのでしょう。

招聘歌手はもちろん一流どころですし、新国立劇場トータルの地力が発揮されて安心して作品を味わうことができます。
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2月2,6,9日と、まだ3回あります。どうぞお楽しみください。