一昨日、松平敬著「シュトックハウゼンのすべて」(アルテスパブリッシング刊)を入手しました。
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多少の伝記的記述はあるにせよ、基本的には全作品解説のような設えで、「今後仕事上、事典のように使うのにとても便利だろうなー」というような印象を持っていました。

ですが、実際手にとってぱらぱら読み始めたら、これが超面白い。松平さんが直接「この作品ってこんなに面白いんだよ」とカフェで1対1で話してくれるように、解説がデータの羅列ではなく、生きた言葉がちりばめられているのです。

350ページの大冊ですが、ずっと読みふけり、大体は読んでしまいました。いくらヒマ人の私でも多少の予定やら、やるべきことはありますから、1日分の計算がすっかり狂いました。どうしてくれるんだ、という感じです。

新国立劇場の紫苑物語でも松平さんのホーミーは話題です。音程跳躍も半端ではない。

松平敬さんは歌もお上手ですが、コンサート企画、チラシデザイン、会の進行などなども定評がありました。MACの使い手で奥様のアカネさんが伴奏オケパートが必要とあれば、さっさと創ったりもなさっているようです。

そういう方ですから御恩、御縁のあるシュトックハウゼンの本を作る、ときいたときは「まあ、やりそうだな」と思ったものです。

ですが、結果は全く予想を超える最高の読書の楽しみも与えてくれる代物でした。

読み終わったら、次はスポティファイでランダムにシュトックハウゼン作品を、ずっと流しています。これまた、他に聞かなくちゃいけないものも多少はあるのに。

この損害はどうしてくれるのでしょう。