先月は「日本オペラ月間」みたいな言われ方をして西村朗「紫苑物語」、黛敏郎「金閣寺」はそれなりに話題を集めましたが、実際にはそれだけではありません

ここ1〜2ヶ月だけとっても、松平頼暁が28年かけて作った「The Provocators~挑発者たち」、こんにゃく座での現役盛りの3名吉川和夫、萩京子、寺嶋陸也共同作曲「遠野物語」、間宮芳生の代表作「ニホンザル・スキトオリメ」の53年ぶりの再演、三木稔作曲「静と義経」大ホール2日公演、と、それぞれが単独でも話題公演といっていいものがありました。

私だけの価値観で目に入ったものだけでこれだけですから、他にも本当はさらにあるでしょう。

まあ世界でもこんな国はありませんね。イタリアだのドイツだのオペラ先進国のイメージもありましたが、こんなことは考えられません。

驚くべきは、このどれもが小劇場での実験的少数回公演などではなく、大劇場やら多数回公演で、しかも売り切れたりそれに近いものが随分あったことです。

さらに細川俊夫とか藤倉大といった国際クラスもオペラを次々と発表して、今後の予定もあるようです。

苦労してそれぞれやっているほうは、とてもそうは思えないでしょうが、客観的には日本は桁外れの自国オペラ隆盛国なのです。
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