川口リリアでの第1回ダ・ヴィンチ音楽祭ですが、実質的には古楽祭と言えるものです。事実「川口古楽祭」という名称候補もあったくらいです。

古楽とはいつの時期か、とかなりますとお得意な先生方は議論百出で、無限にいろいろと出てくるでしょう。

まあ、大雑把に言えばルネサンス、バロックの時期。15世紀から18世紀のバッハくらいまで、といったところでしょうか。

バッハは普通含まれますから、古楽祭というとバッハがガッポリ並びます。規範として仰ぎ見るのにあんなに似合う人もいませんからね。

今回の芸術監督は濱田芳通さんで、彼の専門はルネサンスと初期バロック。バッハをやることはほぼありません。

ですから今回もバッハ少なめが予想されましたが、候補曲が出てきて、ほぼバッハがゼロになりそうなのには興奮しました。

バッハのことは嫌いではありませんが、「バロック音楽祭をやるのにバッハ無し」というのは、なかなか徹底していて、うれしくなります。

そう思っていたら残念ながら朴葵姫(ぱく・きゅひ)さんからバッハ「シャコンヌ」が入ったプログラムが届きました。

そういった意味では残念ですが、見事に普段はおやりになってないバロック期のものがずらりと並んでいて、壮観でした。

単なる他所からの頼まれ仕事で、ここまで徹底して趣旨にあって、普段やっていないものを並べてくださるとは感謝感激です。

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8月17日(土)13:00開演 川口リリア 音楽ホール

ジョン・ダウランド(1563~1626)

   ハンスドン夫人のパフ 

涙のパヴァーヌ 

蛙のガリアルド 

J.Dowland/ My lady hunsdon's puffe

Lachrimae

The flog galliard


ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750):シャコンヌ 

J.S.Bach / Chaconne


ドメニコ・スカルラッティ(1685~1757):ソナタK208、K32、K322、K178、K391

D.Scarlatti / Sonata K208,K32,K322,K178,K391


ベンジャミン・ブリテン(1913~1976):ノクターナル Op.70 ~ジョン・ダウランドの「来たれ、深き眠りよ」によるOp.70 

B.Britten/ Nocturnal, after John Dowland Op. 70


I. Musingly  瞑想する様に

II. Very agitated 非常に興奮して

III. Restless 休み無く

IV. Uneasy 不安げに

V. March-like 行進曲の様に

VI. Dreaming 夢見る様に

VII. Gently rocking 優しく揺れて

VIII. Passacaglia パッサカリア

IX. Slow and quiet ゆっくり、そして静かに


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バッハ以外もスティングまで目をつけている才人ダウランドやスカルラッティ、それに英のギタリストジュリアン・ブリームがブリテンに頼んで作ってもらったダウランドをテーマとする作品。


すごいと思いませんか?この姿勢だけで、私は彼女を諸手を挙げて今後も応援したくなります。


そんな余計なことしなくても、すでに多くの方に十分応援されてますけど。

朴葵姫5要クレジット (C)Minok Lee

(写真の撮影はMinok Lee)