昨日から東京文化会館で兵庫芸術文化センター制作佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ バーンスタイン作曲「ミュージカル オン・ザ・タウン」が始まった。
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4日間連続。その前は兵庫県で8回あったから、計12回で、相変わらずすごい回数。

西宮の8回は例の曜日に関わらず、すべて14時開演のぶち抜きで、これは間違えないでいいし、もちろん集客の実質的な裏づけもあっての話。素人が「やはりウィークデイは夜が」とか、「土曜はどうこう」という次元ではない。

さすがに地元でない東京は、そうもいかず初日木曜は18時半、2日目(金)と3日目(土)は14時、そして最終4日目(日)は13時開演と逆に細かく分けている。

これがダブルキャストでなくシングルシャストなのがすごい。オーディションで集められた歌って踊れる若いメンバーは、これでもいけるのだろう。

指揮者佐渡裕も連日なのだから、これまた大したもの。3時間の舞台を連日率いるだけでも大変だろうに。確かに指揮する姿は余裕綽々堂々としており、そうでなければ持たないだろうが。

オーケストラはベルリンドイツ響コンマスのハルトーク、元ウィーンフィルのおなじみヴァイオリニストペーター・ヴェヒターからトランペット首席は原朋直、歌手やダンサーはミュージカル劇場育ちからオペラ畑まで、と四方八方からの人材で、実際舞台も音楽も多様なものがぶちこまれている。

どの切り口でも「サマになっていない」ことは無いので、安心して楽しめるし、「見とかなきゃ損」の類だ。

音楽ファンとしては、やはりバーンスタインのその後の萌芽がすべて見えるようなエネルギーの塊の音楽に圧倒的な印象を受ける。

しかし、それにしても、これも先日の大野トゥーランドットも実にやすやすと国境もジャンルも越えて一流どころの人材が集まり、それを我らがマエストロが圧倒的に率いている。世代的に全盛期でもあるが、いつからこんなに偉くなったのだろう。