川口ダ・ヴィンチ、サントリーサマーと怒涛のフェス群が終わって、ようやく普通のコンサートにうかがう日々が戻ってきました。

はずですが、その「普通の」がこれか・・・
origin
簡潔明瞭なる内容説明も公開されているので貼り付けます。
〜〜〜〜〜
2017年に始動した、作曲家・川島素晴の作品個展を、川島⾃⾝と関係の深い⼈物・団体によるリサイタル形式で⾏うシリーズ。2019年の第3回は、それぞれ異なるかたちで⼤学時代に出会った3名(トランペットの曽我部清典、ピアノ/作曲の中川俊郎、バリトンの松平敬)によるユニット「双⼦座三重奏団」を迎える。
演出に しままなぶ を迎え、⾃分史を辿りつつ最新作に⾄るシアター仕⽴てで上演する。

◆ポリプロソポス IIb (2000) [曽我部]
スタンドに固定された3種のトランペットを次々に吹き、やがて全てを統合した楽器に⾄る。
◆インヴェンションIII「発話と模倣の可能性」(2004) [松平/曽我部/中川(talking drum)]
様々なシチュエイションによる発話をトランペットとトーキングドラムで模倣していく。
◆ピアノのためのポリエチュード「ポリポリフォニー」(2007) [中川]
ポリフォニックな楽想が様々に提⽰され、それがさらにポリ状態を形成する故の題名なのだが…。
◆インヴェンションVb (2006/08) [松平/曽我部/中川]
発話したシラブルを楽器により転写し、徐々にシラブル数を増やしていく擬似⾔語学習課程。
◆Das Lachenmann II (2006/08) [松平/曽我部/中川]
楽器で発話の転写を⾏うが、ここでは様々な笑い声のみを素材としている。
--------------
◆cond.act/konTakt/conte-raste IVb (2009/19/初演) [曽我部/中川/松平&川島(cond.actor)]
指揮パフォーマー(cond.actor)2名が2名の器楽奏者をとりあうコント。
◆HACTION MUSIC II (2015) [松平&川島(パフォーマンス)]
2名の演者が喜怒哀楽/⽣理現象による発話の応酬を繰り広げる。
◆カードゲーム《ジェミニ》(2018) [松平/曽我部/中川]
中川俊郎還暦記念公演のために作曲。トランプを繰りながら偶発的に発⾳していく。
◆新作(2019/初演)[松平/曽我部/中川/川島(指揮)]
20年の創作史を辿る道程の最後に、これまでの発話をめぐる創作の集⼤成を、モノドラマ形式で。
〜〜〜〜〜
しばらく前から本番ホールでリハーサルしているらしい。演出のややこしいオペラでさえ、コスト削減で本番会場は直前入りなのに。そのすごい気迫は、いやでも舞台に反映されるでしょう。