新国立劇場大野和士監督第2シーズンが、いよいよ新制作「エウゲニ・オネーギン」で始まります。これを機にロシアオペラも連発していただければ、こちらは嬉しい。主催者は大変でしょうが。

意欲作、意外作で鳴る大野さんですから、ロシアオペラの最初はショスタコの「鼻」とか、ヨーロッパでも評判だったムソルグスキーの「ホヴァンシチナ」?と予想していましたが、記者会見での彼の口から出た言葉は「そりゃ、なんといってもオネーギンでしょう」。
直球なんだか裏の裏だか、そんなことはどうでもよくて、たしかにこの手もありますね。天才らしい超名作ですから。
新国立劇場本作品公式サイトに載っている今回の演出家ドミトリー・ベルトマンのインタビューが面白いです。具体的で。
優秀な方というのは、要するに「言うことが具体的」ですね。観念的な一般論のところにとどまっていません。
全5公演のうち平日夜公演が2回あるというのも今や珍しいというか。「本来こうですよ。それに土日昼も重なって大変でしょう?」といったところでしょうか。
英語の字幕もつくのも素晴らしいです。日本にいる多くの外国人の方にも見ていただきたいですものね。
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