クラシックファンの方々に今の時期におすすめは以下の2つです。

1つはストリーミングサービスを身につけること。

「CDの時代が終わった」と言われて、なら次は何なのか。ダウンロードなんて自分もしないし、まわりでもやってない。ユーチューブは見るが、画面抜きで音だけ聴きたいことも多い。

その音だけの拝聴方法として、メインとなるのはストリーミングサービスでしょう。月々1000円くらい払って、ほぼ聴き放題。こったマイナーレーベルのものは無理でも、普通のクラシックファンのお好きなメジャーレーベルのものはほぼ聞けますし、マイナーだって意外に知らないものも入っています。

私はSpotifyがメインです。

目的のものを聴くのもそうですが、だんだん向こうがこちらの好みを掴んで、勝手に推薦プレイリスト作ってくれたりします。エドガー・ヴァレーズ、藤倉大のあとにピリオド楽器によるショパンだのジョスカン・デ・プレが出てきたりします。Spotifyでそんなもの選んだことは無いのですが、あちこちに川口成彦のショパンアルバムやら濱田芳通の推薦を書いているのをのぞいているのでしょうか。

どこかで個人情報ものぞかれているのかもしれませんが、まあ私ごときのそんなもののぞきたければいくらでもどうぞ、という感じ。お金をぶっこぬいていかれるのは困りますが。

半世紀音楽を聴いてきて、人に自分の好みを押し付けることを仕事にまでしてやってきましたが、ついに人様に選んでいただいたものを聴くときがこういう形で来るとは。しかもそれは未知なものに出会えていいのです。

もう1つはハイレゾ環境のセットアップです。これもなかなか普段はできませんでしょう?安い値段でもどのランクでも、CDはもちろんLPなんぞより何百倍のいい音で、録音時のモニタールームに近い音質を、その気になればきけます。

この2つを合わせたハイレゾ音質のストリーミングもアマゾンとmora qualitasで実用レベルになってきました。
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じっくり研究してみてください。過去の思い出の巨匠の動画を見るより、はるかに前向きな世界が広がってきます。