新国立劇場のオペラがいよいよ再開される。2020年10月4日からのブリテン「夏の夜の夢」。この明るくて、音楽的にも圧倒的な作品というのは、こういう機会にうってつけだ。

「20 世紀オペラの中で最も華やかで心の底から楽しめる作品をシーズン開幕に」ということばも実に大野和士らしい。

こういうときにナショナル・シアターにこういうシェフがいることに感謝して、後は皆で必死でついていけばいい。

指揮の予定だったマーティン・ブラビンスは、来日に不確定要素も拭えないから飯森範親に変更。日本人指揮者陣は概して器用で、まとめ上げる力も強いからこの時期のピンチヒッターには向いている。飯森範親などもまさにその最たるもので、びっしり仕込んでくるだろう。

「ニューノーマル時代の新演出版
New Production in the time of "A New Normal"
予定上演時間:未定 」
公式書類の、こういうところだけででもわかったようなわからないような、しかし何らかの気迫は伝わってくる。

歌手が誰が出ようが出まいが観客含めて一丸となっての舞台が見られそうだ。

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