ワルキューレの興奮冷めやらぬ新国立劇場オペラですが、次はストラヴィンスキー「夜鳴きうぐいす」チャイコフスキー「イオランタ」の新制作2本立てです。

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これは今シーズンでも、最も楽しみにしていました。ワルキューレは、どちらかといえば前監督の立派なものを再演ということだったのですが、様々なことが起きまくり、とんでもない予想外な展開になった結果の名舞台でした。

だから生は面白いとも言えますが、当初から意欲作として刺激的新制作だったものは、いかにその質を落とさず、今日の状況で最善にできるかということでしょう。

演出やスタッフのリモート駆使やら、ノウハウ蓄積が加わり、例年よりも期待が高まるくらいになってきました。

演出のヤニス・コッコスはヤニスというくらいでギリシャ系。ヤニス・クセナキス、テオドール・クルレンティスといった独特な天才型の連なるギリシャ系ですから、今回も普通では済ませないすごみが予想されます。

そのコッコス、大野監督、指揮の高関というインテリお三方の無料トーク動画も3月28日(日)18時からあり、これはあまたあるプレトーク動画の中でも聴き逃がせない類のものです。

これでばっちり予習して、稀有な貴重な本番を深く味わってください。