前回触れた邦人オペラの隆盛ですが、それは東京の話。今月福島県白河市ではまた別の楽劇の初演も行われます。よく話題に出る白河市コミネス館長志賀野桂一(しがの・けいいち)作・演出の「影向(ようごう)のボレロ」。作者であり公共ホールの責任者でもある彼は必要なとこ
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本日から東京文化会館で二期会黛敏郎「金閣寺」マキシム・パスカル指揮
本日からは東京文化会館での二期会黛敏郎「金閣寺」です。昨日GPを拝見しました。この作品は何度も観ていますが、全く別物のよう。指揮のマキシム・パスカルの作り出す音楽が雄弁で、これまで私には聞こえてこなかった音楽が溢れてきました。黛敏郎はこんな音楽を書いていた
テオドール・クルレンティスの日本公演
いよいよテオドール・クルレンティスの日本公演が始まりますね。東京の3公演のチケットはとうに売り切れで「別格」という字が飛び込んでくる大阪公演のチラシを都内でも見かけたことがあります。ヨーロッパのメジャーオケのトップ奏者たちが彼の実演を見て「あまりにあざとい
「紫苑物語」「金閣寺」に対して、こんにゃく座は「遠野物語」
新国「紫苑物語」、二期会「金閣寺」が特別イベントの趣があるのに対して、こんにゃく座は淡々とマイペースでオペラ上演を続けている。今回は新作で「遠野物語」。日本文学の金字塔を原作にしているものが見事に揃った。石川淳vs三島由紀夫vs柳田国男。前2者の総座席数7000づ
西村朗作曲「紫苑物語」、黛敏郎作曲「金閣寺」それぞれ総座席数7000席のチャレンジ
いよいよ新国立劇場の委嘱初演オペラ西村朗作曲「紫苑物語」と二期会によるフランス国立ラン歌劇場との共同制作黛敏郎作曲「金閣寺」の両公演が目前となってきました。紫苑物語は1800席の新国立劇場オペラパレスで4日間、金閣寺は2300席の文化会館で3日間ですから、どちらも